モスキート

(長文注意ー)


Mr.毛皮コートにはいささか厳しい季節

そして我々人間にはそう、
あの恐ろしい生き物が猛威を振るう

モスキート―語源では蚊だけでなく、
小さい飛ぶ虫全般を言う、と辞書先生は言っていた
そんなことはどうでもいい
血を吸う吸わないはこの際、問題ではない
その存在自体、忌み嫌うに十分な害悪をもたらす。

そして今、網戸をわざわざくぐり抜けて部屋に集団不法侵入するヤツらがいる
こうして我が部屋の窓は今年も閉鎖され続けるのである

あぁ、この怒りを何にぶつけようか!

この前調べてみた、蚊を絶滅させる方法

放射線なんかで生殖能力を失わせた個体を沢山野に放つ
放たれたものとつがいになったヤツはそのまま子孫を残すことなく腹上死

そして世界に平和が訪れた―

その方法の問題点は
・沢山の個体を作る必要がある
・よって一時的に個体数が激増

しかし農薬のように他の生き物に被害を及ぼしたりしないので良策
沖縄のどっかではすでにハエか何かの殲滅に成功したと


よく蚊を絶滅させたら生態系が崩れると言う
そこで挙げられる蚊撲滅のデメリット
1.蚊を食べる生き物が減る
2.蚊に食べられる生き物が増える
3.空いたポジションを狙う外来種が定住
4.蚊取り系商品を開発してる人々が路頭に迷う

まず手っ取り早く4から、
その人達が蚊撲滅プロジェクトを手掛ければいい
蚊が完全に消えた後は一生税金で暮らしてて構わない

そして1、人間だって米が無くたって死にはしない
そう考えれば「蚊が無ければアメンボを食べればいいじゃない」

次に2、これは3で説明

その3、いっそ科学者様方が同ポジの生き物を作ればいい!
ヴィジュアル的に安定してかつ人間に無関係なものを!
それで2も解決!
環境がどうなんてどうでもよくなる蚊への憎悪

地球で一番恐ろしいのは、核兵器なんかで地球をも滅ぼせる人間、
の理性をひねり潰さんと押し迫ってくるヤツら、蚊なんだ

あぁもうあんな有機物の最大の汚点、雨水に流されて海淵のそこに溜まって
地殻変動マントルに流されて完膚なきまでに蒸発すればいい!